[00:08.82] [00:20.63]己等(おいら)は 「犬」じゃない [00:24.66]どっちかって言うと [00:26.30]「狗(いぬ)」って言って [00:28.84]違うよ 「犬」じゃなく [00:33.05]「けものへん」のほうさ 分かるでしょう [00:36.76]嗚呼 山を守(も)る 人を諭す [00:45.09]偶(たま)に怒る そんな務め [00:53.43]火を飛ばし 樵(こ)り積みて [00:57.54]飛礫(つぶて)打ち 高笑いの 聲(こえ)が [01:01.81]何処となし 乾いても [01:05.94]容赦なく 扱き使われ [01:10.49]それでも 一寸(ちょっと) 噛む [01:12.36] [01:21.61]ある意味 山の神 [01:25.71]あ 気にしないで ただの 独り言 [01:29.85]だけども 彼(か)の土地じゃ [01:34.07]大天狗より 偉いのに [01:37.70]木の葉にさえ 烏(からす)にさえ [01:46.08]見下される 上見りゃ 切りがない [01:54.45]火を飛ばし 樵(こ)り積みて [01:58.62]飛礫(つぶて)打ち 高笑いの 聲(こえ)が [02:02.88]何処となし 乾いても 容赦なく [02:08.89]仕事は 山とある [02:16.25] [03:01.13]また 人を嚇(おど)かしたって [03:05.20]きっと 鼻であしらうだけ [03:09.32]もう 泣けて 眠れない [03:12.96]そんな夜を 幾つ 呑み込んで [03:18.05] [03:18.93]火を飛ばし 樵(こ)り積みて [03:23.10]飛礫(つぶて)打ち 高笑いの [03:26.94]いや だから「犬」じゃなく [03:29.34]「狗(いぬ)」って言って [03:31.40]「けものへん」に 句読点の「句」さ [03:35.92]仕舞いにゃ めっちゃ 噛む [03:38.34] [03:42.45] [03:47.08] [03:50.13] [03:53.48] [04:02.30]おわり