さびついた時計の針(はり) きしむ音をひびかせ すこしつづ回ってゆく 今も時を刻(きざ)んで 君の声が聴こえたなら 遠い星に手を伸ばすよ いつか空が枯(か)れ落(お)ちても めぐる日々のかけら集(あつ)め 新しい朝育(あさそだ)ててゆける 君のその手の中に てのひらに小さな花 そっと隠し微笑む ひとりでは見えないもの いつも見せてくれたね 北へ向かうほうき星が 青(あお)く青く尾(お)を引(ひ)いてく いつか空が枯(か)れ落(お)ちても ひらく夢のあかり灯(ひ)し 地図にない路歩(みちある)いてゆける 君の手を離(はな)さずに ずっとずっと覚(おぼ)えている 君の瞳 笑(わら)う声(こえ)を 過ぎてゆく日々 戻れない刻 ずっと 遠く遠く空の彼方(かなた) 願い湛(たた)え流れる河(かわ) 振り返(かえ)らずに歩いてゆこう 君の手を離さずに ずっと歩いてゆこう ずっと歩いてゆこう