乾いた指先に 手が少し触れたら お互い不自然になって 離れていった 何を話すわけでもなくて ただ 近くに居るだけで良い あなたが居れば 何かが変わると 信じてやまなかった あの頃 朝 自転車の鍵を閉めていると 寝ぼけた顔のあの人が居た 自然に自然に なんて思って さらに不自然になって 泣きそうになった 目が合うだけで 期待するような 些細なやりとりだけで幸せだった あなたが好きだったの あの頃