木曜の目覚めはまだ気怠い 夢を引きずっていて 金曜の朝には忘れてるよ それこそが日常 マクベスの野心も イカロスの愚行も 記された紙は薄く めくれて忘れゆく 終わりのない時間を刻み いつしかもう こんな景色 歩むことは忘れること 遺るものが貴方です 幾千幾万の 孤独な文字 繰り返しなぞって アイアスの嘲り ヘレネの涙にも 光と影が潜み 表と裏がある 「そんなものさ」息を吐けば いつしかもう こんな景色 遺すものも捨てるものも 選べぬのが人生 終わりのない時間を刻み いつしかもう こんな景色 歩むことは忘れること 遺るものが貴方です