[00:00.00]独りになった  [00:02.05]小さな部屋で [00:03.29]刻む機械に耳を澄ませば [00:05.85]やけに遠い朝焼けが涙を笑ってた [00:10.08] [00:15.81]ユーリカの箱庭 [00:28.43] [00:31.15]夜をなぞった街を作ろう [00:33.62]箱庭遊び 騙る人形 [00:36.15]床一面 彩った [00:38.25]少女の幾つもの世界で [00:40.97] [00:51.29]集合広場 母胎シェルター [00:53.81]蒸気機関 鳥型飛行船 [00:56.39]他人に見せるでもなく [00:58.46]遊び場を拡げてた [01:00.21] [01:00.65]それはどこか寂しげで [01:05.72]また今日も街が産まれた [01:10.88] [01:11.27]何十年だって何百年だって [01:13.80]それは其処にあった [01:15.73]でも「誰も関係なんかないんだ」って [01:18.84]少女は外界を絶った [01:20.85] [01:21.26]大きな部屋の片隅から ただ見下ろす [01:24.25]小さな箱庭の愛を届けて [01:26.71]貴方と貴方の嫌いな人にも [01:31.62] [01:44.70]小石の欠片 積み上げた丘 [01:46.85]蛹が孵る蒸し暑い空に [01:49.37]浮かぶ月を遮った窓に反射する声 [01:53.28] [01:53.69]天井から [01:56.31]吊るされた [01:58.71]鐘を打ち鳴らした [02:01.77]「この音は君に届きますか」 [02:04.61] [02:33.78]当たり前だったはずの [02:35.67]閉ざされた部屋の真ん中で [02:39.06]浴びた朝日は鎖を解くようで [02:43.58]気が遠くなるほど [02:45.90]永遠を身籠り続けたの [02:49.26]もう時間は廻りだした [02:51.53] [02:53.55]何千年だって何万年だって [02:56.11]其処にあるはずだった [02:57.99]でも街は砂に変わって [02:59.78]人形たちのネジは巻かれなかった [03:02.72]外を求めた少女の意志 [03:05.83]軋む音が耳を刺す古いドアを押し開け [03:08.87] [03:09.22]「君に、どの街の話をしようか。」 [03:13.97] [03:39.21]-END-