真夜中過ぎの公園で ベンチに二人 言い出せない一言を 何時間も探した 大人にならなきゃいけないのは 一体どっちの方なんだろう 最期の時ほど 優しくなれるのは どうして? グランドに上がる花火が 夏と僕らの終わり告げる 無邪気な笑い声に あの夏の君想う 君と選んだサンダルとか 夜店で買った指輪だとか 溢れる思い出たち 花火のように 消えてしまわないで 汗ばむ手を繋ぐのが 恥ずかしいからって 人差し指と中指を 握るように繋いだ 人混みに押されて離した手 無理やり繋ぎとめておけたなら 今も変わらずに 隣に君がいたでしょうか 水しぶき上がる季節に はじけて消えた君の笑顔 焼けた肌 色褪せど 忘れない 忘れられない 陽炎に揺れる恋心 手を伸ばしたら ゆらり消えた 溢れる涙声で ひとり呟く 「消えてしまわないで」 言えなかった一言の夜空 言ってしまった一言が染める 夜が空けたら 別々の季節を 歩くよ グランドに上がる花火が 夏と僕らの終わり告げる 無邪気な笑い声に あの夏の君想う 君と選んだサンダルとか 夜店で買った指輪だとか 溢れる思い出たち 花火のように消えてしまわないで まぶたに焼き付いてる 君との季節が