作曲 : 椎名林檎 作词 : 椎名林檎 好きと云はれりや誰にでも からだをひらくをんなだと 世間(ひと)がわちきを嘲笑(わら)ふのを 知らぬわけではありんせん だけどこの命 一思ひに投げ出した相手は唯(たった)一人だけ 噫こんな奥底を突き止めて置きながら 知らぬ存ぜぬぢや余り然(そ)で無いわいな 月に叢雲(むらくも)花に風酔わせておくんなんし 惚れて候 好いたお人にや何処までも 莫迦(ばか)になる様なをんなだと 世間(ひと)がわちきを嘲笑(わら)へども 自棄(やけ)や勢(はず)みぢやありんせん だからこの心 破いて千切れる迄(まで)抱いてよ唯(たった)一度だけ 噫こんな痛みなんぞ明日の望みなんぞ 見えぬ聞えぬ本当も嘘も無いわいな 指切拳万針千本呑ませておくんなんし 暗(く)れて候 無無(なけな)しの命の証を点(とぼ)しておくんなんし 判るざんせう