琥珀色の夕焼けを 見るたび 僕は空っぽになって 溢れる音零してしまわないように 小さな両手で 目を塞いだ 描いてはすぐ消して 自分の中に閉じ込めた言葉 手のひらにココロを 並べただけじや とうやら 君には伝わらないみたいだ とれだけ本を読んで 綺麗な世界を綴っても 僕の声は 大雨に搔き消されて 言葉を汚していく 琥珀色の夕焼けはまだ 透明な足音を響かせて 逃げ惑う 僕の影の温度を 奪って 閉じ込めてしまったよ すべてを溶かした世界が今 空っぽの僕に流れ込んで 逆さまにさした傘はもう 悪意で溢れてしまったみたいだ とれだけ本を読んで 綺麗な言葉を綴っても 僕の声は 大雨に搔き消されて 世界を汚していく 琥珀色の夕焼けはまだ 透明な足音を響かせて 溢れ出す 僕の涙の音を 奪って 隠してしまったよ すべてを溶かした世界が今 藍色の絵の具を敷き詰めて 滲み出す 君の淡い温度を 離さないよ 今 捕まえた