作曲 : なぎ 作词 : なぎ 夜の足音から逃げるように 部屋の隅っこで鍵をかけた 屋根が刻む雨音 君の吐息 空っぽの 右手はまだ冷たいまま 誰もいない終わりが始まる街 凍る息も雨に溶けていく 記憶を千切って燈した灯も 少しずつ夜が飲み込んでいく 君が雨に濡れないようにね 開いた傘はまだ渡せないまま 残酷なほど綺麗なセカイに 君の声は 深く沈んでいく 僕の声 雨にも涙にも 滲まない唄 きっと雲を切り裂いてく 世界中に響いて 遠く悠(とお)く 君の泪雨が降り止みますように 何度も何度も 君がいる方へ 叫んで 喚いて 僕はここだよ 落ちていく色 誰にも染まらないで 明日また きっと雨が降って 君の声匂い温度を隠しても 触れられないまま 灯が消えても 僕の声 雨にも涙にも 滲まない唄 きっと雲を切り裂いてく 世界中に届いて 遠く悠(とお)く 君の泪雨が降り止みますように 何度も何度も 君がいる方へ 叫んで 喚いて 声が枯れても 落ちていく色 雨よりも 透明な 音で響いて