濫觴 作詞:otetsu 作曲:otetsu 編曲:otetsu 唄:巡音ルカ 遡(さかのぼ)る 褪色(たいしょく)した根に還る 知らぬ間 変わった目線に気付く 溜息 重ねた移ろい それは罪深く 鮮やかに 飾った嘘で身を固めた姿  不安ばかり纏った裸 愛想笑い続ける顔  大丈夫だと言う  その言葉が虚しい 彷徨う痛み ここに戻した 形ある幸福にしがみつく  満たされたいと願った 溢れることで翳(かげ)りを忘れた 覚めた夢 探し戻る いつか通った足跡辿って 遥か後ろ 背を向けた理由(わけ) 溜息 重ねた移ろい それは罪深く 鮮やかに染め上げる生 剥がれて渦の中戻る 懐かしい思い 色が抜ける 飾った嘘で身を固めた姿  不安ばかり纏った裸 愛想笑い続ける顔  大丈夫だと言う その言葉 変わった景色の中 空になった器で探した 珍しく雪が降る  覆い隠して 駆け巡る昔日に絡みつき描ききれなかった 受け入れる為には明日は狭くて もう一度  もう二度と  繰り返す  迷いながら生きて 遥か後ろ 始まりの場所へ ただ一つ何か背く理由と曖昧な憧れ 今もまだ 覚めた夢  探し戻る  いつか通った足跡辿って 全ての濫觴(らんしょう)  ここに残し 終わり