灼けた肌を撫でてゆく 風は柔し君か 雲は遥かまで流れ まるで永遠のよう 碧に染まる海原と 君と過ごした夏 波打ち際にはしゃいだ 笑顔浮かぶよ ここにはいない君が 遠くもなくて 遥か馳せゆく想いは 時空を超える 潮風にこの唄ゆらめいて 君にとどけ 消えかけの砂に綴りし文字 でも消えぬと 幾千の波に洗われた 僕の心は清かに 君を想う 波音に乗せて鳴らす 三線の調べよ 僕の胸に染みゆけは 優しさとなれ 嵐の夜が僕を無情に試せど その調べが胸の奥の支えになるから つかの間のさようならと見送る 君の笑顔 この胸を強く締め付けるよ 強くわれと 幾千の波に洗われた 僕の想いは確かで 君に捧ぐ ささやかに君のかおりが吸う この手紙は くじけてた心を奮わせてくれるみたい 潮風にこの唄ゆらめいて 君にとどけ 消えかけの砂に綴りし文字  でも消えぬと 幾千の波に洗われた 僕の心は清かで  ゆらり波に身を預け  水平線を見つめて 君を想う