蒸し暑さと 夕焼けの色 橙に 染まる 砂利道 歩いてく 汗ばんだ手 くすぐる そよ風 空を 見上げたら ささやく 一番星 願った 今のまま ずっと 短冊 変わって 生きていく人達ひと 笹舟は さらさらと 流れに 身まかせ あの日 見えた 岸は 思い通りの 場所か 星の粒は きらきらと 麦茶に 沈めて 願いを書く 色紙 書けぬまま 夜の闇に 浮かぶ 大河は なにもかも全部 飲みこみ 泳いでく さあ 祈りましょう 小さな船を 丘を 見降ろして たゆたう 緑の船 探した もの もういいかい? まだだよ 見つけて 生きていく人達ひと 僕たちは ゆらゆらと 水面に 揺れてく 青い海へ 行けると 夢中で 信じ込んで 天の川は しくしくと 何故だか 泣いてる 石の壁に ぶつかり 沈んでく 笹舟は さらさらと 流れに 身まかせ あの日 見えた 岸は 思い通りの 場所か それとも 僕の船は ゆらゆらと 水面に 揺れてく 青い海へ 行けると 夢中で 信じ込んで 星の粒は きらきらと 麦茶に 沈めて たなばたさま さらさら もういいかい?