[00:21.42]人はいつしか 神を見出し 高らかに永遠を掲ぐ [00:33.96] [00:33.97]かくして僕等は見出した [00:37.54]かくも美しい楽園を [00:40.76]きっとこれこそが理想郷 [00:43.94]その響きは疑いもなく [00:47.42] [00:59.60]見出したその頑なさは 歯止めさえなくどこまでも [01:13.14] [01:13.15]ともに同胞を拝しては [01:16.40]道を違えしを背にして [01:19.66]仇なす者をも排しては [01:22.90]全てまとめて灰になる [01:26.38] [01:26.64]どこまでも捩れ。 [01:29.72]深化する響き。 [01:32.98]その甘美なること。 [01:36.30]狂信にも似て。 [01:38.90] [01:38.91]そうきっと 運命なのだ [01:45.40]何を信じて何を疑おうと [01:50.78] [01:51.94]いつか焦がれた その世界は [01:58.34]けして見つめ返して来ないのに [02:05.10] [02:05.11]そう、信じ続けることは [02:08.38]そう、信じ続けるものが [02:11.60]信ずるに値するものであると [02:17.28] [02:40.16]人はいつしか 神を見捨て 新たなる永遠を掲ぐ [02:52.70] [02:53.78]声を嗄らして叫ぶべきか [02:57.06]心よりの哀悼の言葉 [02:59.96]腕を振り上げ叫ぶべきか [03:03.42]心よりの怨嗟の言葉 [03:06.84] [03:19.28]また一人 そうしてまた一人 消えていく かくも虚しく [03:32.30] [03:32.31]けして朽ち果てぬ楽園は [03:35.86]変わらぬ美しさを湛え [03:39.12]濁ったは彼らの眼と [03:42.42]断ずるに迷いなどはなく [03:45.80] [03:45.86]朽ちた骸骨の。 [03:48.96]その掌の上で。 [03:52.36]永遠を謳って。 [03:55.78]踊り続ける道化。 [03:58.36] [03:58.37]そうきっと この“僕”だけが [04:04.84]最後まで生きて行くのであろうと [04:10.10] [04:11.26]それでも焦がれた その世界は [04:17.58]けして見つめ返して来ないのに [04:24.82] [04:28.02]嘘つきだらけの世界に ただひとり残されたものに [04:34.38]幾度も問いかけるのは 刎ね返る自分の呟き [04:40.92]己もここを捨てること きっと何もかも救われよう [04:47.52]信ずるに値するもの きっと新たに見つけられよう [04:53.94] [04:53.95]死は救いなのか。 [04:57.34]生きていくのか。 [05:00.50]試され続ける。 [05:03.88]道化は今も。 [05:06.54] [05:06.55]ああどうか 信じていよう [05:13.00]全き孤独の中に居てさえも [05:18.44] [05:19.34]その首に縄を かけおいて 尚 [05:25.86]足を踏み出すことはできない [05:32.14] [05:32.15]ああなぜなら 美しいから [05:38.84]孤独に泣いて 孤高に笑うのか [05:44.20] [05:45.38]いつしか焦がれた この世界が [05:51.84]どうか見つめ返して来ぬ様に [06:01.94] [06:11.28]いつしか焦がれた この世界が [06:17.74]どうか見つめ返して来ぬ様に [06:24.96]