そろそろ起きなきゃ たたかい光が僕を呼ぶ そろそろ起きなきゃ 心地良いまどろみのなかで 「おはよう」 朝が来た さえずるの小鳥たちの声 とびらを開けたら 君が待つあの場所へ走って 笑ってた 泣いてた 大切にしてた あの瞬間 「覚えてる?」「覚えてる」 今もまだ忘れない あの道はこれからもずっと続いて 手を取って 歩いて 駆け抜けた日々だ 泣き笑いした僕ら もう日が暮れるね そろそろ寝なくちゃ 瞬いた星と月が見える そろそろ寝なくちゃ 少しだけひとりは寂しいけど 想ってた 願ってた 明日が来ること 手を振り 「またあした」「またあした」 時は過ぎ 消えていく 大切にしていたことさえ 忘れて 立ち止まった僕らは あの道を戻った 幾つもの想い出 すべて見えなくて 心はどこか凍てついていて あの道に色をつけようと それから ふたり 同じ道へと 辿っていくうちに 想い合っていくうちに やさしさで溶けてく 「おはよう」 さあ この未知を 僕らの想い出 今へ繋いでいって しっかりと結んで ほどけないように 「あした」 ほら 手を振って やさしい笑顔で君だって すぐ分かった ふたりだって平気だ そっと手を取って 今もまだ忘れない あの道はこれからもずっと続いて 手を取って 歩いて 駆け抜けた日々だ 手をとて 歩いて 駆け抜けた道が 確かに そこにある ふたりの未来が