作词 : nayuta 仄(ほの)かに瞬いた あの狭い未来へと 僕を繋ぎ止める小さな意志は 君がいたこの跡を 照らし続けて 僕のかたちを探し続けて行く ねえ、昨日までの僕を 悠久の闇の先へ 現身の破片を 一瞬も離さないで 手を伸ばす 彼方まで ずっと 手を伸ばし続けたの 僅(わず)かな記憶さえも 時の向こうに連れて行ってしまうの? 君がいたこの跡を 点で結んで 僕のかたちを確かめたんだよ ねえ、明日からの僕を 束の間の光の下 許しと祈り 今 一掬の雫にして 声を上げる 嗄(か)れるまで ずっと 声を上げていたのに 木霊(こだま)となり褪せた 嘘も涙も全て剥がれ落ちてくの? 君がいたこの跡を 線でなおって 僕の姿を探してたんだよ 仄(ほの)かに瞬いた あの狭い未来へと 僕を繋ぎ止める小さな意志は 君がいたこの跡を 照らし続けて 僕のかたちを探していたのに 遮断された未来 失せた記憶と共に そっと破滅へ向かおうとしていた 君がいたこの跡を もう泡沫の中 僕らのかたち どこにもなく