黄昏に染まる町並 記憶の箱庭で 定められた時間を刻み 悲劇を遠ざける 死に囚われた魂を 救うために町を出た(軋み廻る歯車 生命が零れてく) あの人が愛したこの景色を 壊さないように(錆びた針を抱き締め 壊さないように) 終わりと始まりを逆巻く警鐘が鳴る 喪った生命を取り戻しましょう 未来を汚し 時間を留めた 歪んだ町で(偽りの町で) 固く閉ざされた追憶 溢れる想い出が 過去を鮮やかに紐解き 運命を手放した あの人が求めたこの笑顔を もう一度咲かせて(終わりを望むたびに 想い増して) 永遠を願って 時間を繰る《時計塔の護人》は 繰り返す悪夢に 抱かれながら 愛しい人 待ち続ける 滅びの町で