どこまでも続く 長い海を眺めてた 瞬きの合間に 星と闇が追いかけてく 生まれてからすぐ 呼吸をする物語も うねる波の間 触れば割れて弾けてく 僕らが目指す知らない宇宙に 刻まれてゆく 無数の記録が さあ今僕らは目覚めよう 優しい春の闇気を止めて ほら まっすぐに伸びる足音 僕らを待ってるの? 静寂の夜に出かけよう ぬかるむ足下を飛び越えて まだ明日が眠るなら進もう 月の瞳が見える場所 頬杖をついた うつむく君を眺めてた 朝の色に染まり どんな仕草も愛せた 僕らが目指す有限宇宙に 希望託せば 重なる景色 さあ今遠くに旅立とう 謎を抱えた地図携えて ほら 昨日より歩み速めて 手がかりを教えて 変わらぬ勇気と出かけよう 暗いトンネルを走り抜けて あの消えない笑顔振り向けば 月の橋見えるよ 僕らを包む眩い宇宙を 瞼に溶かそう 空っぽの街 さあ今僕らは目覚めよう 優しい春の光はそこに ほら まっすぐに伸びる足音 君のことを待ってるね まだまだ道は続いてく 望んでた明日は遠いけど 今 過ぎ行く僕らの季節に さようならを告げれば きっと僕らならば 月の眼が見えるよ 行け 【 おわり 】