二つの足を交互に 動かした つまりそれは”歩く” 冷蔵庫の奥の林檎を 口にした つまりそれは ”食べる” そうだ 誰も同じように 繰り返す時間を 重ね 少し離れた 道を歩いてるだけ 誰も 飛べない 飛べない 空は誰も飛べない いつだって 遥か 高い 空をゆく鳥たち 見上げるだけ 誰かのことをもっと 知りたいと思うそれは 恋だ かなしい歌に僕たちは 時々涙を流して そっと 泣いた 君と歩いてく 足音はいつでも 少しテンポのズレた 変拍子を刻むよ 僕は 越えたい 越えたい いつか君と越えたい 場所がある ひとつ ひとつ 確かめながらきっと 歩いてゆく もしも 願い ことが 叶うのなら 長い 道が 途切れ ませんように 僕ら 飛べない 飛べない 空はきっと飛べない いつだって 遥か 高い 空をゆく鳥たち 見送るだけ