終止符(おわり)と 冷たい雨音 遠い日々へ馳せる7月 天上を仰ぐ度 紡げない未来と 君の言葉をまだ消せずに 地の果ての影に留まりながら 鉛の空を想うのだろう 夜を算(かぞ)え 夢を観(み)て 黎明の聖刻(あさ)の孤独と 君を 忘れるまで 砂礫に崩れた城も 求め過ぎた砦も 繰り返す夢想(トラウム) 失路に還るなら いつかの流罪を赦(ゆる)せたの? 置き去りにしたままの距離と 涙さえ濁らせた白い声 軋む指は君を愛せなくて 色褪せる軌跡を辿るだけ 地の果ての影に留まりながら 鉛の空を想うのだろう 夜を算(かぞ)え 夢を観(み)て 黎明の聖刻(あさ)の孤独と …君を 忘れる まで