作詞:かなき 作曲:ヘリP 編曲:ヘリP 唄:初音ミク 群青のなみだ 橙がにじむ どこかで いつか見たように見えた 「もういいかい?」 “まあだだよ” って応え続けた まだ 部屋の隅に夢は 転がしたまま 不思議な魔法ばかり溢れていた あの頃 僕等は どこへだって行けた 17時のサイレン いまは聞こえない 考えていたよりも 世界はたぶん、狭い なのに 前より遠い一番星 向けて伸ばした右手を 下ろしたのは僕だった 真相知るほど 無口になっていき そうやって 我慢と嘘にも慣れて “もういいよ” を待ってたのは どこの誰だろう 電車の窓 疲れた顔、映る 暗くならないうちに 帰らなきゃ ここにきて気付いたよ いい歳してさ、迷子 なのに 前より眩しい西の空 あの日の僕に訊きたい こんなんでもいいかな 追いかけた “いつか” の 延長線上 変わらずに 僕は息をしてる 17時のサイレン響く 僕の空 あの頃に比べたら視界は狭い だけど 消えないものがあるなら それでいいや いまでも胸に息づく 手をふる、また逢える