レンズ越し今 色が変わっていく 踏切渡ったら ふたりきりの24時 街角の月 やさしさを連れて 線路の向こうまで 時を止めて この夜抱いて 静かに並んだ シルエットがそう、 揺れ出す度に 瞬いて つなぐ手の温度も 散らばるキラキラも ふたり占めだから 半分こしよう いつもより小さめ 歩幅ほら揃えたなら 幾光年の 星の旅へ 星屑の海 泳ぎ渡ってゆく 光が散ったなら 回り道のどこまでも その肩にそっと 寄りそうのには 不器用なままで 暖かい手 ただ握りしめて 同じキラメキ 見つめたい きみの 視線を そっと追いかけた 声出すと消えそうで 出ないほど綺麗で 願いかけるのも 忘れるほどで 夢のように見えた 果てのない銀河系は 想いをつめた 宝石箱 星たちをつないだら 内緒の星座つくろう 同じ色 重ねた瞳 つなげて つなぐ手の温度も 散らばるキラキラも ふたり占めだから 半分こしよう いつもより大きめ 歩幅ほら踏み出したら、 星座図の その軌道をなぞって 駆ける、星空の彼方へ