ねえ 風が吹いたら  街は 声をひそめて ほら 掴んだ腕に  一つ 星がとまった 伝えたいことは いつも  言葉にならなくて ただ 窓に積もった 時間が  遠くなっていた いつまでも 消えないで  星のような雪が降りそそぐ 瞳閉じて 胸の奥で  響くあなたの言葉を もしひとつ 願いごと 叶うならば  あなたのその手で 頬で溶ける 雪のカケラ  やさしくそっと 撫でて ねえ 真冬の花火  高く こぼれ落ちそうな ほら ポケットの中  手をつないで歩く 目に映るもの すべては  あなただけのために でも すれ違うたび ゆっくり  壊れてゆくから いつまでも またたいて  雪のような星につつまれる 細く伸びる 影は揺れた  ずっと手を振るあなたと もういちど 約束が できるならば  この空の下で 導かれて めぐり合って  信じあいたい いつか 銀色の月明かり 違う道を 照らしてゆくよ 想い出を今 祈りに変えて いつまでも 消えないで  星のような雪が降りそそぐ 瞳閉じて 胸の奥で  響くあなたの言葉を もしひとつ 願いごと 叶うならば  あなたのその手で 頬で溶ける 雪のカケラ  ほんの少しで いいから さようならの 代わりに やさしくそっと 撫でて