作词 : 手鞠 作曲 : 手鞠 ほんとうはつらいのに 不意に笑う癖は いつしか身に付いた僕の嘘。 気付かないふりして傍にいるのは きっと、きっと苦しいのでしょう。 慣れた筈の痛みが襲う 潮の満ち引き、 月の満ち欠けの様に。 やがて来る新しい日々に その意義を見出せるのだろうか …僕は。 あなたがいないと世界はつまらなくて 揺れないブランコ、廻らぬ木馬 誰かが忘れた置き去りのぬいぐるみを 窓辺に凭れて眺めているみたいだ。 ひとつひとつの「今」が「今日」になり やがて「昨日」に、「一昨日」になってゆく。 「あいしてる」言葉の数が その熱と、質量を無くした。 あなたが笑うと世界が色着いてく 鈴なりの顔も夜明けに気付く。 閉ざした窓も、扉も開け放たれて 喜びの鐘は、再び鳴り響く。 放たれた矢の様に 美しい放物線、また見えるのかな