こがらしは寒く 乗りかえ駅に
行方知らぬ 旅がつづく
愛の切符手にして
すれちがう夢に 逢えない女は
風が運ぶ 歌にさえも
遠い汽笛きく女 どこへ行くというのか
愛のためにいつも うつむいて生きているのか
春は近い 春は近い 足音が近い
悲しみは白く 雪降る町に
音もたてず しのび寄るの
ひとの愛を傷つけ
立ち止まる女は 巡礼のよう
まぶた閉じて 祈りこめて
頬の涙こおらす
遠い汽笛きく女 どこへ行くというのか
愛のためにいつも うつむいて生きているのか
春は近い 春は近い 足音が近い