[ti:] [ar:] [al:] [00:00.00]目眩のした昼下がり 下り坂の途中 [00:11.73]ぼんやりと麻酔がきれる [00:21.29]浅い眠りの午前6時は [00:26.62]空っぽ 空はむらさき [00:31.61]駆け足の音 交差点に溶ける [00:39.83]微かに香る 40度の昨日 [00:45.66]揺れる微熱 瞬間の隙間 声が聞こえる [00:53.12]風 雲 閉ざした手の平に [00:58.11]夢 未来 吹かれて飛んでいった [01:04.62]何もなかった そんな風に今日が過ぎていく [01:13.03]から から 渇いた永遠の半ばを過ぎた今 [01:23.85]軌道上から逸れ また空白に眠る [01:38.45]環状線は今日も渋滞 [01:48.51]肺に溜まった ためいき街に漏れ 朝が始まる [02:18.53]平行線辿りまた 交わる日願っても [02:28.63]四文字の呪文を繰り返し 切符一枚を眺めてる [02:37.65]帰宅 始発 過去に手を振って [02:42.71]長い 長い 夜明け前に似た [02:49.14]いらない言葉 受信してチューニングが狂う [02:57.34]あの太陽が終わる50億 遥か遠い幻 そして [03:08.37]また麻酔の効いた午後 ぼんやりと歩く