[ti:ミューテーション] [ar:S!N] [al:Scalat!oN] [offset:0] [00:00.84]列からはみ出して [00:02.95]見事転がり落ちた [00:04.67]心の抜け殻だけを残して [00:08.18] [00:08.97]幌馬車は去った [00:10.81]とっくのとうに歪んだ [00:13.28]残照の後を追って [00:16.38]ここはいったい何処だ [00:18.70] [00:19.26]一人ただ地図も無く夜は寒い [00:22.86]そこで泣き喚いてるのは誰だ [00:26.85]今は何も見えぬ分 [00:29.64]余計に胸が痛み瞬間 [00:32.83]突然変異が僕を襲って [00:36.34]このままじゃもう [00:38.16]誰にも分かんないな [00:40.13] [00:40.66]悪いことをしてる気がして [00:44.28]蹲っている内に閃いた [00:48.66]見えない場所にある傷口も [00:52.04] [00:52.61]自分で治せると思ってた [00:56.54]あぁなんだそうか [00:58.63]この虚脱は単純に [01:01.63]悲しいのか毎日 [01:05.03] [01:23.17]大事な言葉は去った [01:24.66]後も頭の奥の奥で [01:26.29]響いてくれるんだ [01:27.48]どうにも声は遠いが [01:30.10] [01:30.86]伝えたいことも百はあるが [01:33.13]頭の奥の奥で響いて消えるんだ [01:35.34]思うだけならば今の [01:38.36]僕はいったい何だ [01:40.57] [01:41.15]同じものを探してただ熱く [01:44.80]込み上げる何かだけ [01:47.37]腹の中で燻らせてみたものの [01:51.43]余計に胸が爛れ瞬間 [01:55.08]導火線の端に神が宿って [01:57.87] [01:58.39]暈けた僕の有様を見下した [02:02.48]「お前なんてハナからいないから [02:06.33]時計の針をひたすら眺めろ」と [02:10.62]皆が愛そうがそうすまいが [02:14.23]未来に永劫は残らぬぞ [02:18.39]あぁなんだそうかもう [02:21.01]お前は単純に [02:23.40]愛せないのか自分のことを [02:27.28]あぁそうさ全てが僕の仕業 [02:34.40] [02:35.10]あぁそうだこれこそ僕の姿 [02:42.75]僕の変異が君を襲って [02:46.36]暈けた僕の有様を見出して [02:50.38]顔のあった部分をなぞって [02:54.35]一言くれればもう十分だ [02:57.94] [02:58.52]間違った量の愛の処方も [03:02.33]夜を劈くような衝撃も [03:06.01] [03:06.54]意味をなさぬほど欲しいのは [03:10.28]単純に許してくれる掌 [03:14.80]突然変異が僕を襲って [03:18.27]このままじゃもう僕にも [03:20.87]分かんないな [03:22.30]深い奥を見てる気がして [03:26.19]指先ではじいては置き去った [03:30.55]人は一人では生まれ得ぬが [03:34.49]どうして一人でも死ねるのか [03:38.37]あぁなんだそうか [03:40.59]この止めどない問いは [03:43.65]悲しいのか毎日 [03:45.87] [03:47.51]悲しいのか毎日