きみの匂いを嗅ぐ かすかに残る気配も薄れていくよ 驚くくらいに時間は過ぎてく 穏やかに 変われない自分を 優しすぎるきみの 変わらぬ愛のせいにして ひとりになりたい だなんてごめんね 傷つけたね だけど きみとわたしの時が それぞれに動き出す 選んだはずの孤独が 怖くてどこにも行けない 視えていた幸せや 聴こえていた優しさが 身体をすり抜けないように うずくまっても切ない きみの輪郭を 両手でなぞるように思い出そうとするけど ぼやけてしまうんだよ 涙も涸れたし そろそろ笑おうかなあ きみとわたしの時が 風に揺れて遠ざかる それでもゼロにはならない 大切な日々は消えない うずまいた感情に 迷う日があるとしても さよなら決めた 心の色を信じていきたい きみとわたしの時が それぞれに動き出す 遠い街のどこかで きっといつかまた会いたい うずまいた感情に 迷う日があるとしても さよなら決めた心の色を信じていきたい きみのいない世界に 鮮やかな色を塗りたい