[00:24.961] 人混みのノイズの中で [00:27.408] ふと気付き空を仰いだ [00:30.431] 冴えない予報はデタラメ [00:33.372] 黒く覆う雲が唸る [00:35.896] ぬるく侵す黒い雨に 脳髓まで痺れながら [00:41.814] あと少しもう少しだけ [00:44.827] 見開いた眼を水滴が刺す [00:49.060] 剥がれ落ちた色は [00:53.008] きっと錆びた夢の痕だった [01:00.200] 欺いてい本能さえ [01:05.330] 見ない振りして気の迷いだと [01:11.816] 見落としていた野生だけが [01:16.854] 自分を生かす これが最期の [01:22.857] 悪足搔きの機会だと [01:49.497] 白々しく笑う片目 [01:52.337] ひらひらと物云いながら [01:55.177] 影差す視線の裏には [01:58.090] 勝手な期待とため息 [02:00.930] 見ない振り見えない振りが [02:03.916] ぶつかって火花が爆ぜた [02:06.609] ダブった景色に狂って [02:09.623] 揭げた銃に向き合えばもう 思考など忘れて [02:17.832] ただ 獣が吼え合うだけ [02:25.307] 軋轢だけが人生だと [02:30.153] のたうつように立ち尽くしても [02:36.612] 抉れるような鼓動だけが 自分を生かす [02:44.481] これが唯一の 悪足搔きの動機だと [03:13.946] ただ剥がれ落ちた色は [03:19.626] そう錆びた鉄の痕だった [03:26.945] 鈍く光ったナイフだけが [03:31.947] 燒け付いていた それだけだった [03:38.424] 言い訳めいた甘い夢で [03:43.295] 目を逸らしてた それだけだった [03:49.515] この場所で また佇む [03:55.287] 届かない [03:58.237] 陽の光が差す果てまで