[00:00.00] 作词 : RD-Sounds [00:22.950]四月から小学校だね なんて話しながら [00:35.110]穏やかな幸せの中 埋もれている―― [01:26.750] [01:27.260]友達でも見つけたの [01:33.150]足を止めて手を振っていたわが子の [01:39.160] [01:39.350] ――その先には誰もいない。 [01:43.500] [01:45.120]不吉な予感はまるで小波のように [01:52.880] [02:04.750] [02:06.180]ねぇ、そこに何かいるの? [02:12.150]…ねぇ、お母さんにも分かるように、教えて。 [02:18.080] [02:18.300]この子は答えずに [02:24.150]私の声にも気付いていないようで [02:30.600] [02:30.930]遠い昔に忘れ去った記憶が [02:35.890]形なき影を纏って突然蘇る [02:41.900] [02:42.110]人の身でありながら [02:45.120]神となったはずが [02:48.090]結局求めたのは人の幸せ [02:53.860] [02:54.250]幸せの証は [02:57.130]此処にこうして居るから [03:00.170]後悔など無いと心震わせて [03:06.640] [03:23.190] [03:24.130]誰を見ているのかわからない [03:30.140]名前を聞いてみてもわからない [03:36.150]それと話をしては駄目なのと [03:41.780]呼びかける私に振り向いて [03:46.670] [03:47.320]「おかあさん、かみさまっているとおもう?」 [03:53.080] [04:15.090] [04:16.810]沈みゆく夕闇に [04:19.920]この子の姿が [04:22.940]とても小さく見えてただ怖かった [04:28.620] [04:28.860]何を見てしまったか [04:31.910]もはや確かめもせず [04:35.050]わが子を前にして崩れ落ちながら [04:41.100] [04:41.320]この子の見る [04:42.130]神に向かって [04:43.450]溢れる思いを [04:47.300] [04:47.500]何故 私をずっと [04:50.000]放っておかれないのですか [04:53.200]背を向けた私を怨んでおいでですか [04:59.250] [04:59.430]何故 今なって [05:01.930]御姿をあらわされたのですか [05:05.210]たとえ捨てたとて逃れられぬ定めなのですか [05:11.170] [05:11.410]私は 怖かったのです [05:17.230]幸せになりたかったのです [05:21.720] [05:22.810]どうかこの子には手を出さないでと祈る [05:27.070]祈る神が目の前に居たとしても [05:34.980]「儚き信仰」(薄っぺらなその甘え)に縋りながら [05:40.760] [05:40.970]わが子を抱きしめる [05:46.900]強く強く抱きしめる [05:53.670]