[00:00.00] 作曲 : くるりんご [00:00.336] 作词 : くるりんご [00:01.08]夢に見た景色は土埃に塗れて [00:06.40]人の形保った何かと燥いで畦道走って [00:11.64]「もう行こう」と言ったら急に立ち止まって [00:16.96]消えそうな表情して笑ってた [00:23.02] [00:24.53]タイムリミットは日が沈むまで [00:41.46]子どもの頃は狐と狸が稀なおともだち [00:46.20]今じゃ道路の端っこ転がってるのが常なおともだち [00:52.14]ああ、ワンルーム0と1の画面前にして [00:56.86]僕の足も随分と非力になったか [01:02.53] [01:02.85]ブランコ漕ぎ続けてた一人で [01:06.94]汗水垂らして黙々と夏休みの14日目 [01:13.42]見兼ねて僕の背中を押してくれた [01:18.27]あの優しいおじさんも今の世の中じゃ不審者なんだろ? [01:23.05] [01:23.48]目を閉じて見た夢は畳上、影法師 [01:28.90]人の形保った時代と手繋ぎ花一匁 [01:34.27]目を開けてみた夢は地平線の彼方 [01:39.56]ゆらりんり、今そっちへ迎えに行くからさ [01:42.73]消えずに待ってて [01:44.67] [01:45.47]舗装された道ずっと続くこの55号線 [01:50.24]雨がアスファルト叩く晴れた空からの僕への便り [01:56.12]ああ、久々に言葉にした狐の嫁入り [02:00.94]君も大人になって何処かへ行くんだね [02:06.61] [02:06.76]緑とオレンジの電車に揺られ [02:10.98]いつか見た景色探して真正面の窓を見つめる [02:17.49]淀んだ空気の中で大きく映る [02:22.24]あの太陽が沈むまでに僕は解答(こたえ)探し出せるのか [02:29.75] [02:49.17]夢に見た景色は土埃に塗れて [02:54.28]人の形保った時代は大きな夕日を背にして [02:59.60]「こんなとこにいたら置き去りにされるから」 [03:04.91]「もうお行き」とそれはそれは小さな声で囁いた [03:09.70] [03:10.14]手を取って走り出した外灯、つくつく法師 [03:15.54]痩せた時代の手首が語るのが解答(こたえ)かわからぬまま [03:20.92]目を開けた現実で地平線を見据えた [03:26.21]紺と橙のその衝突点へとただ手を伸ばした [03:32.65]