[00:16.68]兎角一夜は瞬きと散りで [00:24.73]人の世も又、夢幻の様 [00:33.30]「嗚呼、幾度別れを惜しめば [00:41.27] 此の懸想い報われるのでしょう?」 [00:48.37]只、今貴女に寄添って [00:52.69]月が満ち行くの眺めて居た [00:57.11]其れが気休めか我侭かも知らず [01:20.75]過去を偲べど解決に成らず [01:28.66]明日を望めど此の先は解らず [01:37.27]「嗚呼、何時しか貴女も此処から [01:45.24] 居なく為って仕舞うのでしょ?」 [01:52.26]翳る横顔、雲間揺れる [01:56.62]月の光浴び濡れて居る [02:01.25]頬を伝い往く貴女の不安喰らう [02:09.35]やがて此の身は朽ちで灰に為り [02:17.34]貴女を残して仕舞うのだろう [02:24.52]其れは私の罪 [03:00.33]只、今貴女に見守れて [03:04.64]月が欠け、逝くのを待って居た [03:09.25]そんな顔なんてさせたくは無かった [03:16.31]廻り廻って又、此処へ [03:20.51]貴女の許へと還る日迄 [03:25.24]其れ迄御元気で [03:28.53]何時か又、逢いましょう [03:33.15]