[ti:] [ar:] [al:] [00:03.91]遠くまで細長く伸びた影は同じ歩幅で歩く [00:13.45]空へ高く昇り逝くあの子らと共に [00:20.25]幸せの在り方を問う [00:51.41]降り出した雨に濡れた幼きこの子の手を引く [00:57.20]背中には乳飲み子を背負い [01:00.81]泡沫の如く消えた彼の人を辿り [01:05.69]行き摺りの人に面影を探した [01:19.52]降り出した雨の後に空に虹が架かる [01:25.16]雨雲をかき分けるかの様に [01:28.76]微かに聴こえる波の音に惹かれ [01:33.97]三つの影は朝霧に霞む [01:38.71]『このまま消えないでいて』と願った幸せの日々が音もなく崩れて [01:51.36]重ねたこの子の手を引き波に消ゆ [01:56.12]影を踏み微笑み浮かべる小さな幸せをまた想い [02:05.29]永遠と見紛う程 煌々と揺らめき光る [02:13.58]回々…音を立てながら廻る風車に弔いの言の葉を乗せ [02:24.01]空高く昇り逝くあの子らと共に [02:30.81]幸せの在り方の知る [03:12.07]悴む水面に木漏れ日は揺れる [03:21.89]織り成す光に酔う [03:24.56]風のざわめきが木の葉をまた舞い上げて… [03:30.31]遥か遠くまで細長く伸びた影は同じ歩幅で歩く [03:40.89]永遠と見紛う程 煌々と揺らめき光る [03:49.35]紡ぐ指先であやす笑みに再びまた河原の石を積み重ね [03:59.49]空高くただ たおやかに昇り逝く [04:05.54]せめて無垢なあの子らに幸あれ