薄紅(うすべに)の頬に咲く恋心 貴方を忘れてしまえたなら どれだけ楽だろう 戦火(いくさび)に燃ゆる 刻(とき)はかげろう 誠(まこと)の心を試すように 遠い面影が揺れる この身 朽ちる宿命(さだめ)なら せめて その手の中で たどえ 叶わぬ夢だと 知り得ど 千の愛を語るより 一片(ひとひら)に身を焦がそう もう貴方しか 欲しくない この想い消せやしない 桜華(さくらばな)、散り往く頃 愛しき御(み)胸に還ろう 過ぎゆく時代に 燃え尽きて 咲き誇る 花びらになれ [02:34.77 [02:44.66 [02:51.19 もしも 赦されるならば 愛に抱かれ 眠りたい 無垢なままの あの頃を 夢みて 千の刻(とき)を翔(かけ)るように 現世(いま)をふたりで生きよう もう貴方しか 映らない 他には何も見えない 涙華(なみだばな)、枯れゆくころ 果たせし願い届けよう 輪廻(りんね)の鎖を 飛び越えて 何度でも 永遠をみよう