[00:00.96]どうして誰より近くにいるのに何もかもが分からない [00:08.88]覗いた君の顔が見えない [00:14.78]寄せて返す波のような距離をその手と手は繰り返す [00:22.75]揺らめくような微熱の中にいた [00:34.08] [00:53.73]海へ続く長い長い坂道は 邪魔なものをくり抜いたみたいで [01:05.20]押して歩くばかりの自転車も その時だけ自分を思い出す [01:16.15] [01:16.60]君の後ろに座る度 [01:19.76]背中にもたれた耳に [01:22.56]聞こえた切ない音 [01:26.96] [01:27.31]こうして誰より近くにいるからその心を分かりたい [01:33.88]聞こえる鼓動の意味を知りたい [01:38.73]腕を広げてみたら飛べそうな青と白の空の下 [01:44.96]時を止めた写真の中にいた [01:54.00] [02:02.24]海へ落ちる赤い赤い夕日に 町も人も色を変えていく [02:13.69]いつも下るばかりの坂道を 登ったのは何のためだったか [02:24.79] [02:25.22]迫る日暮れに伸びた影 重なれば一つになった [02:30.98]まるで一人しかいないように [02:39.80] [02:59.46]大粒の雨が零れて曇り始めた視界 [03:05.39]好きな景色が見えない [03:10.72]どこまでも続いてくような気がしていたのは何故 [03:16.94]眩しすぎた道の先 [03:23.02] [03:24.15]君と二人で眺めていたから何もかもが輝いて [03:30.68]それを消さないようにと誓った [03:35.85]たとえ誰より遠くへ行こうとも少しだって忘れない [03:41.98]いつまでもここにある約束 [03:46.69] [03:47.17]腕を広げてみたら飛べそうな青と白の空の下 [03:53.92]隣にはいつだって君がいた [04:02.57]