水底深く暗い場所まで 眠る為に沈んでゆくの 誰にも見つけられないように そっと瞳閉ざした造り物の神 どれほど人をまね 近付こうとしても まだ呼吸の仕方さえわからないよ 愛しても 愛しても 偽物でしかない 感情じゃ君のこと縫い止められなくて “ありがとう”と背を向けて歩き出す姿が 見えなくなるまで立ち尽くしていた どこまでも続く平行線 理解されることも叶わず 孤独を独り占めするように抱いて 耳を塞いだ紛い物の神 身勝手に生み出され 身勝手に消されてゆく 憤ることに疲れ過ぎた その虚構が幸せだと思い込んでいる 盲目で不器用な愛し方の君と 途方も無い回数の邂逅を果たして 一つでも本物にできるなら 壊れ物を触るように 大切にするだけが優しさじやない 傷つけることを恐れないで 僕が間違えば罰して欲しいだけ 何よりも愛しくて厭わしい君への 贈るべき言葉などもうどこにも無いよ 繰り返し始めてもまた同じ軌跡を 歩みたいと君が望んだから