ひっそりと淡く日が射す部屋 君だけ残して消えた幻 拒んできたこの終点 たどり着いて 何も出来なくて 物憂げな笑顔 揺らいだアサガオ 遠い季節 裸足のまま ビー玉に映した砂浜 夕凪に感じる 頬の火照り 筋書きが嫌いな私だから 君の背中 泣きついて  言葉を探った 緩やかに続く坂道は 懐かしくて もどかしさにも似て 静寂に響く鳥の声 私はまだ ガランドウの様 ツユクサ 畦道 さよなら ため息 予報はずれ 篠突く雨 ビー玉に映した砂浜 夕凪に感じる 頬の火照り 他の誰でもない そう信じて 持ちつ持たれつがいいね 日に焼けた心が疼いて 夕凪に囁く 夏の終わり 筋書きが嫌いな私なのに 君の背中 泣きついて ただ好きと言った