満ちてく月夜の 隠れゆく星空 足元照らした 月影 白の道 残響の音 雲に登って あなたの見る闇へ 明と暗の筆の絵 色付けるは私の想い 滲んで広がる 恋心のように せせらぎ清らか 小川の調べ聴き 儚く揺蕩う 花びら桜色 流れ流れ受け入れるのは 定めなのかと問う 手を伸ばして感じる あなたに委ね 全ての愛 伝わる温もり 流れは変えずにいる 春の音 全てが 春の音 全てが 黄昏瞳に 花曇り朱の色 落ちてく陽の空 理のあらわれ 薄紅色 小指に 口づけは桜舞う夜の 霞に溶けてく 私の水面揺れ 沈丁花の香りに 永遠に溺れる安らぎ 伝わる鼓動の 花びら散らずにいる