忘れたくない景色が消えた 幼い時のわたし小高い丘の上 歌にならない ハミングのように 鳴らない口笛のように 消えていった うっすらと 胸を締めつける それをつかまえたい はなれない頭をでも思いだせない はなれない わたしをまた惑わせる かすかなメロデイ 忘れたくない あなたのことは 何かがはじまるような 気分だったな ゆっくりと 鍵をこじあけて それを取り出したい とどかない あなたに まだたどり着けない とどかない近づくたび遠ざかる どれくらい歩いた まだたどり着けない わたしを虜にして置いて行く 鳴らないメロデイ 消えてゆく それをつかまえたい とどかない あなたに まだたどり着けない とどかない近づくたび遠ざかる どれくらい歩いた まだたどり着けない わたしを虜にして置いて行く はなれない頭をでも思いだせない はなれない わたしをまた惑わせる かすかなメロデイ