[ti:詠み人知らず] [ar:ココ / ytr] [00:00.00] [00:21.53]人を惑わす円に吸い込まれ 瞳が揺れる [00:32.18]かくも数奇な縁に翻弄され抗う中で [00:46.57] [00:48.01]逃げ出した それは遠く遠く 地の果てまで 何時、誰が、何を目論む [00:53.58]考えるだけでも気が遠く遠くなるような日々 誰の為に黙祷 [00:58.77]天と地の差 一より百よりも千よりもまだ上 切りが無くも  [01:04.41]でもきっと明日は見違える 信仰にも似た気持ちが何かを変える [01:10.01] [01:10.37]気配無くなる かつての人通りも獣道になる一通り [01:15.99]何処かから聴こえてくるあの歌といずれはまた同じ様に [01:20.86]終わることのない物語を書き残す 誰一人見ることもない [01:26.33]時を超えこの声が届くのなら今を切り取る筆の動きもまた [01:31.91] [01:33.64]瞬く間を切り取り また一つずつ積み上げる [01:44.21]佇む一人一人 何を思う遠い地にて [02:00.09] [02:00.09]雲間から射す怪しげな光 伸ばしたこの手が届くのなら [02:05.67]開けては翳り隠れるかつての居場所を見上げる檻の中 [02:11.05]人を待たず流るる如し 何をもたらす 視線は何処 頭を垂らす [02:17.71]誰かがまだ追いかける いつもの影が少しだけ欠ける [02:22.33] [02:22.59]大掛かりな逃亡劇 既にどうこう出来る段階は過ぎている [02:26.65]精神も擦り減る  現れた密室空間を通過していったのは一体 [02:30.77]誰一人予想だにしない密会 日が昇らないことはない [02:34.39]さも当たり前だが 小説よりも奇なりとはよく言ったものだ [02:38.24]気が遠くなる程に耐え忍び今がある さぁさ後ろの正面は誰 今分かる [02:43.88] [02:45.66]惑わされ隠されたモノ達を繋ぎ合わせる [02:56.42]何も知らず 誰かが真実を告げるまでは [03:07.36] [03:07.78]所詮住めば都 どちらに転ぶ吉凶 肝試しもまたそれはそれで一興  [03:13.02]あらゆる事を想定していた故に驚き 今現状は夢幻 [03:18.49]いくら手を伸ばせども過去には届かない これは数多ある中の一つの物語 [03:23.81]人を惑わす円も元通り さぁ吸い込まれていく幻想の中 [03:28.78] [03:30.85]見上げることも無く いつかの日は昇り暮れる [03:41.45]下を見ることも無く 今は前だけを見つめ [03:52.78] [03:54.61]人を惑わす円に吸い込まれ 瞳が揺れる [04:05.30]かくも数奇な縁に翻弄され抗う中で [04:21.93]