続く鈍色の空 人も時も大地も 全て凍てついた白い闇が広がる 冱てる鋭利な棘は まるでわたしの心 固く閉ざされて一滴も溶けない ささやかな願いさえ 叶うことなく 水晶の迷宮に囚われてしまう 霧氷の降りそそぐ 虚ろな世界に 気高き薔薇は永遠に咲き乱れる 煌めく粒子を宿した結晶の中へ 心映して ささやかな願いさえ 叶うことなく 一輪の徒花は囚われてしまう 震えたこの指は 温もりを知らず この身に孤独を刻んで佇む 痛みも哀しみも抜け落ちた物語を わたしは綴る 陽かりの届かない 無情な世界に 枯れない薔薇は凛と咲き乱れる 変わらぬ境界の先に色褪せた軌跡 氷る刹那に