時計の針は嘲笑うように進んで そこから見える町並はどんな色なの 指先 離すのはなぜ 消せない色を壊して 描いた軌道が降らした 雨はきっと止まないでしょう くしゃくしゃに潰した光を投げ捨てるだけ それに意味なんてないから 気にしないでよ 紐解いたならきっとそれは消えちゃうのでしょう 咲くことのない花を愛で続けるような 指先 落ちていく夢 消せない色に浮かんで 揺らいだ水面は呟く 何もきっと変わらないでしょう くしゃくしゃに潰した光を投げ捨てるだけ 本当は気付いてるんだろ バレてしまうかも 指先 隠した言葉 消せない色が溢れた 繋げたその指は確かに 先をきっと描いてただろ 噓だよ 折りたたんだ言葉を今 飛ばしてみるよ たとえ嘘でも構わない どうか答えてよ ねえ 空っぽの声じゃ足りない 足りないんだろ そこまで届かないなんて知りはしないから 全部噓だよ どうか忘れて