昨日また夢を見ました あなたに会った短い夢を 目覚めたら泣いていました なぜでしょう朧気すぎて 蝉時雨が響く夏の日 最後に見た笑顔よみがえる たった一言言いそびれていた 言葉をただ届けたい この声が聞こえていますか 遠く離れたあなたのもとへ いつの日も想っています どんなときでも 想い焦がれています 弓矢のような下弦の月が 浮かんでゆく夜のしじまへと 夢の中であなたは私に まだ笑ってくれない もう二度と会えなくなった人に もう一度会わせてくれる 夢枕今夜もそっと月の涙が 運んでくれますように