目の前の暗闇は 降り注ぐ厭世 激情 波に呑まれていく 限りない黒 撃ち続ける言葉は 意味を為さず消えた 君と僕は出逢うはずない ここへおいでよ 囁く声を 辿り往く 存在の切れ端 結んだ 糸 解けていく 翳る意識を 踏み出す足 震えるて手を 握り締めたのは 誰なの 静謐 赤く染めた 必要とされたくて 生きていくため 声を上げた 劈く悲鳴は 命の 証となり 確かに 鮮やかに ほら 咲いていくから 微かな光の中 瞬く間に満ちた 澄み切った 風に吹かれていく 限りない白 問いかけ続けながら 淘汰したものたち 君と僕は出逢ってしまった ここからすべて 誰かのために 身を捨てる 哲学の病は 解いた 糸 結んでいく 針を戻して 繋いだ手を 離すことは 容易く脆く 果てのない 蝉噪 赤く沈め 再び繰り返して 生きていくため 声を上げた どこまでも続く 命の 欠片となり 散り往く 鮮やかに また 咲いていくから 振り向くと 色はなく 0へ 続く道が 解いた 糸 手繰り寄せる 翳る意識を 蘇る死 堕ちゆく生 握り締めたのは 君なの 静謐 赤く染めた 必要とされたくて 生きていくため 声を上げた 真っ直ぐな想い 命の 息吹となり 僕らは 鮮やかに ほら 咲いていくから