常夜の闇に 聳える城は 哀しみ孕み 少女を誘う 眠れる王女は夢見る 一年に一度の静寂 胸に抱かれた人形は 同じ夢を視るだろうか? 尋ね人探し 辿りついた 焦がれた名を呼ぶ 此処に、きっと fara 呪わしい存在と畏れられ suil どこにもありはしない marbh やがて死の頂に据え置かれ croi 暗闇へと囚われた 朝が来ない窓辺で 蝙蝠が薄く嗤う 幼い足は竦み それでも進む 眠れる王女は夢見る 永久の覚醒を望めど 理に抗えぬまま 忘れがたき夢へ沈む 最奥の部屋へ 辿りついた 少女は眠れる王女を知る 透き通るような 白い肌に 閉じた瞳には 涙浮かべ solas 胸に抱かれた人形は 求めてた deirfiur 面影を残して sonas 唯一人の友達だからこそ gra 一緒にいたかった dreoite 人の身が耐えられるはずもなく anam どれだけ名を呼んでも 届かない