[00:21.86]あの日もらった悔しさは [00:27.24]硬い拳と今もこのポケットの中 [00:36.11]冷めた目で夢を見て [00:41.34]そんなとこだけ [00:44.18]無駄に大人になったんだ [00:50.21]ほったらかしにしたままの [00:52.00]少し飲み残した缶ビール [00:53.79]いつからか灰皿に変わり [00:55.64]日々をただ上書きしていく [00:57.49]何ヶ月ぶりかに開いた [00:59.28]重いカーテンの向こう側で [01:00.97]咲いた庭の花の色 [01:08.19]「名誉も地位もいらない」 [01:13.42]あの日の僕はそう叫んでた [01:17.45]頬に伝う熱い涙の色 [01:22.28]社会の事情も知らない [01:27.81]そんな僕の言葉は [01:33.04]ただの綺麗ごとなのかもしれない [01:44.25]今日も満員電車は不満の溜まり場 [01:50.82]息を止めていたいほど [01:58.20]家へ続く帰り道 [02:02.94]どこまでも続く夜の入口に変わる [02:12.40]読みかけてすぐに辞めた [02:14.89]ポジティブになれるらしい本の [02:15.99]著者は絶対僕みたいに [02:17.33]ネガティブな奴に違いないな [02:19.22]いっそバカになった方が [02:21.07]傷つかなくていいらしいけど [02:22.91]僕は君に負けたくない [02:30.28]「名誉も地位もいらない」 [02:35.46]結果ばかりを求める奴は [02:39.45]権力に負けた結果そのもの [02:44.37]他の名前は知らない [02:49.86]数字ばかりを気にして [02:54.53]僕の名が数字に変わらないように [03:13.95]「名誉も地位もいらない」 [03:19.38]あの日の僕が流した涙 [03:22.66]それこそ忘れかけてた花の色 [03:26.75]社会の事情も知らない [03:32.24]そんな僕の言葉が [03:37.57]どうか綺麗ごとで [03:41.80]ありませんように