[00:10.45]夕方五時のチャイムが鳴り響く部屋オレンジ色 [00:15.92]はにかむあなたを一人占(ひとりじ)めしてる [00:21.30]祭り囃子(ばやし)が遠くで僕らを手招きしてる [00:26.79]行きましようかなんて不慣れに照れ隠す [00:31.97]夜を彩り賑わう夏はざわつく胸の奥 [00:45.38]提灯(ちょうちん)に頬を染めて [00:47.93]りんご飴を頬張(ほおば)ってる [00:50.78]こんなに似合うりんご飴も笑(え)みもない [00:56.03]二荒山(ふたあらやま)神社の奥 [00:58.62]暗がりに力借りて [01:01.45]怖がるあなたの手を初めて握る [01:06.21]あなたは僕の言葉を待ってる [01:11.44]僕はあなたの言葉を待っている [01:20.20]最高感度のフイルムも写せない [01:30.46]あなたの柔らかい体温 匂い 愛しさ [01:41.26]誰にも聞こえない鼓動が時間を止める [01:51.89]重ねる唇に残した写せない今を [02:24.16]りんご飴の味がするって笑う [02:29.49]制服姿のセピア色の声 [02:34.78]甘酸っぱい時間が溶けていく [02:39.34]もうもったいないから戻せなくていい [02:48.16]誰にも見えない写せない瞬間が [02:58.47]僕だけの目に写る身体中(からだじゅう)記憶される [03:09.22]最高感度のフイルムも写せない [03:19.75]あなたの柔らかい体温 匂い 愛しさ [03:30.86]誰にも聞こえない鼓動が時間を止める [03:41.23]重ねる唇に残した写せないあなたを