「楓」 作曲.編曲:黒瀬圭亮 貴方(あなた)はきっと来(こ)ないでしょう あぁ分(わ)かりきっていても寂(さび)しいですね 紅(くれない)の花(はな) 散(ち)り行(ゆ)く空(そら)に共(とも)に消(き)えて逝(ゆ)きます 幽玄(ゆうげん)の間(ま)で崩(くず)れゆく音(おと)に耳(みみ)を澄(す)ませば 身(み)に愛(あい)を 瞳(め)に毒(どく)を 命(いのち)に蓋(ふた)を まだ少(すこ)しだけ 神様(かみさま)が赦(ゆる)されるのなら ただ少(すこ)しだけ お伝(つた)えくださりませ いざや 『此処(ここ)に閉(と)ざされたのはいつからだったでしょう 私(わたし)が願(ねが)ったのは 貴方(あなた)の傍(そば)だけ マツリゴトも知(し)らずに唯(ただ) --- だから罰(ばつ)が下(くだ)ったの 分(わ)かっています有難(ありがと)う かしこ』 身(み)に壊(かい)を 瞳(め)に孤独(こどく)を 命(いのち)に詠(うた)おう 紅(くれない)の花(はな) 散(ち)り行(ゆ)く空(そら)に共(とも)に消(き)えて逝(ゆ)きます 幽玄(ゆうげん)の間(ま)で崩(くず)れゆく音(おと)に心(こころ)震(ふる)えた もう一度(いちど)夢(ゆめ)を見(み)ています最期(さいご)の美(うつく)しい夢(ゆめ) 終(お)わらないで 霞(かす)む目(め)に映(うつ)るあの人(ひと)の影(かげ)よ 身(み)に愛(あい)を 瞳(め)に涙(なみだ)を 命(いのち)に蓋(ふた)を 終わり